10月3日から、都内に妊娠と薬情報センター
妊婦の薬服用は大丈夫?――厚労省、
妊娠中の服薬の影響を心配する人が多いことから、厚生労働省は妊婦の薬の使用に関する相談事業に乗り出す。
3日から東京都内に「妊娠と薬情報センター」を開設し、書面や面談での相談に応じる。生まれた子供の健康状態を追跡調査するなどした情報のデータベース化も目指す。今年度は都内で試験的に運用し、来年度から対象地域を拡大する方針。
胎児への薬の影響に関する情報が少ないなか、服薬中に予期せず妊娠した場合に人工中絶が行われたり、慢性疾患の患者が長期に服薬する場合に避妊を強いられたり、妊娠中に適切な薬物療法の機会を逃したりする――などの問題が起きている。
(2005年10月2日/日本経済新聞 朝刊より)