一般用医薬品のネット販売について、ほとんどが解禁となる見込み。
線引きは、PMS期間であるかどうかになりそうで、この辺はGVP省令との絡みでしょう。
アレグラなんかは、長期投与可能で長年、アレルギーの定番として処方されてきましたが、PMSというルールを考えると、そこで線引きする考え方もないわけではないでしょう。
それにしても、アレグラよりももっと検討すべきものが・・・ と思ってしまいます。
まあ、そこは、販売制度の具体案の中で、しっかりと吟味し、縛りをつけるところは縛りをつけるということでやっていくのでしょう。
そう、考えたいところです。
こうなってくると、第3類医薬品と第2類医薬品を分けていた線引きも必要なくなってくるし、指定第2類医薬品の区分もなくしてもいいのではないかと思います。
○ 医療用医薬品
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○ PMS医薬品 (結果によっては、スイッチバックもあり)
OTC試用期間医薬品
○ 販売規制医薬品 (要薬剤師)
(PMS医薬品でない第1類医薬品または指定第2類医薬品で特に販売に注意が必要なもの)
もうリスク区分という考え方をしないと考えて。
もし残すのであれば、新たに第1類医薬品を再度見直したうえで、ここにはすべて入れる)
○ 一般用医薬品
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販売規制医薬品は、
* 販売個数制限医薬品
乱用助長なども踏まえ、販売個数を制限するもの
プソイドエフェドリン、コデイン等
* 重篤副作用注意喚起医薬品
重篤副作用の初期症状を添付文書やネットに目立つように記載
必要に応じ服用を中止し、受診を務めるよう格別に注意喚起
特に重篤な副作用がみられているもの
風邪薬、解熱鎮痛薬は全部とするかどうか
イギリスのP、POM みたいな考え方で、数日分のみ可など
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既存のリスク区分にこだわらず
このくらいシンプルにしてしまっても、良いような気がします。
スイッチバックもあり得るPMS医薬品については、承認のあり方を見直し
AUTということも視野にいれても、いいのかもしれません。
シンプルにして、リスクコミュニケーション、本人確認をどうやっていくか
議論していくとわかりやすいような気がします。