同一家系に多発する家族性アルツハイマー病の患者は、発症前に約200の遺伝子の発現に特徴があることを、住友製薬(大阪市)とスウェーデンのカロリンスカ研究所のチームが突き止めた。
アルツハイマー病のうち家族性でない9割の患者でも、これらの特徴が確認できれば早期診断につながるのではないかという。
家族性アルツハイマー病は3つの特定遺伝子の変異が原因として知られるが、家族性でない患者には変異はない。
現在は面談による診断に頼っているが、この200の遺伝子を目印にアルツハイマー病になるかを診断できる可能性があるかもしれない。