♪きのこのこ元気の子~の歌で有名なホクトが、マイタケとアガリクスが、花粉症などのアレルギー症状を改善させる可能性があるというデータを示した研究結果を公表した。
これは、「日本薬学会第133年会」で発表されるという。
マイタケとアガリクスをエタノールエキスをさらに酢酸エチルで抽出することで脂溶性成分を得て、この分画をラット由来のマスト細胞株(RBL-2H3)に加えて20分培養し、DNP-HSA(ジニトロフェノール-ヒト血清アルブミン)」で抗原刺激を行っている。刺激40分後にヒスタミン、4時間後にIL-4とIL-13の遺伝子発現量を測定している。
その結果、マスト細胞からのヒスタミン放出及びIL-4、IL-13の遺伝子発現量が有意に抑制された。今回の実験はあくまでも培養細胞レベルのものであり、今後動物実験やヒトでの臨床が必要であるとしている。
アガリクスについてはNK活性が増加したとのデータもあるが、ヒトに対する有効性については参考にはなるが、十分なデータを得るには至っていない。さらにアガリスク乾燥抽出物の60日間摂取では、IL-6、IFN‐γ、TNF‐αには影響が認められなかったという報告もある。
マイタケ多糖類がII型糖尿病患者において血糖値を低下させる可能性が示唆されているが、さらなる検討が必要であるとされている。
一般的に次のような食材が花粉症に良いとされているが、エビデンスがきちんとしているわけではない。
緑茶・べにふうき茶(カテキンがヒスタミンを抑える効果があると言われている)、そば茶(ルチンがヒスタミンの過剰分泌を抑えるとされている)、ヨーグルトドリンク(乳酸菌が花粉症の症状軽減に効果があると言われている)、レモン汁(ビタミンCがアレルギーを抑えるのではないかと言われている)、甜茶・ペパーミントティー(ポリフェノールが花粉症の症状軽減に役立っていると言われている)。
いずれにしろ、こうしたことは薬事的な問題もあるし、エビデンスの強さからも製品には標榜できないが、普通の水を飲むかわりに飲めば、何らかの足しになるかもしれない。害にならないのであれば、エビデンスの強さはともかく良いかもしれないのなら、試してみるという考え方もあるであろう。