12月、忘年会・クリスマス・年末年始と、何かと飲み会が多くなる季節。
そこで、酒にちなんだ話題を1つ。
お酒は適度に飲むとストレス解消になったりとするものであるが、度を過ぎるとアルコール中毒になったり、依存症になったりしてしまう。
日本では、まだ”アルコール依存症”の薬は上市されておらず、ようやく申請にこぎつけているという段階であると思われるが、治療法は『断酒』とされている。
欧米ではアルコールが脳のどこに影響を及ぼしているか、だんだんわかってきていることを利用し、アルコール依存症患者にいろいろな薬が使用されている。
欧州医薬品庁は、成人におけるアルコール消費減少に対し、医薬品 Selincro の許可を勧告した。
最初評価し、2週間経っても高飲酒リスクレベルである患者にのみ使用すべきとされている。。
Selincroの作用物質のnalmefeneは、日本では使用できない麻薬扱いとなる。
Selincroは、オピエト アンタゴニスト (nalmefene)である。アルコールはドパミンを分泌する作用があり、これが脳内麻薬システムに影響を与えているのでいい気持ちになると言われているが、これを脳内麻薬受容体に競合的に結びつけ打ち消す働きがある。
欧州では、アルコール依存症の有病率は、男性における5~6%と女性における1~2%と推定されていて、またアルコールによる有害反応は、神経精神障害、心血管疾患、肝硬変と癌の主要な疾患を回避できる危険因子の1つとも言われている。
日本にどの程度、アルコール依存症があるかわからないが、何事もほどほどにが大切であろう。