「一般用医薬品のリスク区分の検証に関するワーキンググループ」が3月25日に生薬や動植物成分を含むOTC薬のリスク区分の見直し案を取りまとめた。
一般用生薬のリスク区分について、第2類となっている245成分のうち123成分を第3類へ引き下げ、第3類の408成分のうち5成分を第2類に引き上げなどが含まれている。
特徴的なのは、配合量に応じ、リスク区分を振り分ける新たな枠組みが設定されているところで、55成分が第2類と第3類に重複する。
5月までに薬事・食品衛生審議会安全対策調査会で最終決定されれば、7月にも告示となる見通しもある。
製剤単位では、約845品目ある第2類のうち約180品目弱が第3類へ、約185品目ある第3類のうち約15品目が第2類へ移行すると見られる。
第3類医薬品が増えるということで、OTC医薬品の販売制度において2類⇒3類が増え、郵便等販売で取り扱える品目も増えていくことになる。