福島県及び東京都に対して水道水中の放射性物質の検出により、乳児の水の摂取を控えるような報道発表がされた。当然この間の茨城、千葉、栃木、埼玉などは同様と考えてもおかしくないだろう。
【厚生労働省発表資料へのアクセス方法】
厚生労働省の発表については、『報道発表資料』のページ
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/index.html をご参考にしてください。2011年3月のところをクリックしていただくと、3月の報道発表資料が直近から新しい順に掲載されている。4月に入ったら、4月のところがクリック可能になるはずである。
【厚生労働省発出通知へのアクセス方法】
厚生労働省のホームページ
http://www.mhlw.go.jp/ に行き、上部にある『東北地方太平洋沖地震関連情報』の中の『◆厚生労働省からのお知らせはこちら→』をクリック。
すると平成23年(2011年)東北地方太平洋地震関連情報 のページが開くので、下の方にある『【厚生労働省から発出した通知】』の中の『○厚生労働省から発出した通知はこちら(計画停電関連は除く)』をクリックすると、発出日毎に厚生労働省から出された東北地方太平洋地震関連通知が調べられる。
通知については、既に3月21日の時点で、厚生労働省のページに「乳児による水道水の摂取に係る対応について」の通知が出されている。
内容は、水道水の放射性ヨウ素が100Bq/kgを超える場合には、当該水を供給する水道事業者等は、乳児用調製粉乳を水道水で溶かして乳児に与える等、乳児による水道水の摂取を控えるよう広報いただきたいという通知である。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000015ox9-img/2r98520000015oyx.pdf
これらの通知は21日に通知が出されていたのは知っていたが、福島県のごく限られた地域の話であろうと思って特に取り上げなかった。まさか東京も影響してこようとは思わなかったが、ヨウ素が水に容易に溶けるという性質をもっていることと、昨日今日の雨雪を考えると、もしかしたらということで想像できた範囲ではあろう。
乳幼児は、甲状腺濾胞細胞の分裂が成人に比べて活発であり、放射線によるDNA 損傷の影響が危惧されるということであるので、100Bq/kgとなっていると思われる。
原子力安全委員会・原子力施設等防災専門部会資料
『原子力災害時における安定ヨウ素剤予防服用の考え方について』
http://www.jshp.or.jp/cont/11/0318-7.pdf
においては、大人は気にする必要なく特に40歳以上はほとんど問題ないということらしい。
乳児、授乳婦、妊婦について、もし既に飲んでしまっていて、どうしても不安があるという方がいるのであれば、放射能関連の専門家、医療関係者等に相談をされるとよいのではないかと思う。