消費者庁が特定保健用食品に関する審査業務を一時中断している。審査の再会は早ければ7月中旬になる見通しだが、原因はどうも情報公開請求の増加げ原因らしい。
特定保健用食品では審査官が対応の情報公開請求が2010年前半で約40件になっていて、その請求者はほとんど特定保健用食品の企業が占めている。
特定保健用食品の申請書開示請求については、審査官が申請書内容を吟味し、開示部分と非開示部分を分けている。
企業秘密がからむことから慎重に作業を進めるため1件に3日ほどかかっているらしい。
このため、特定保健用食品の審査業務に影響がでてさばききれない状態になっていることから、審査の一時中断ということになった。
一方、特定保健用食品については、現在「健康食品の表示に関する検討会」が開催されていて、その中でも「許可を受けた表示内容を越えた表現を含む広告がみられ、規制が十分されていない」との意見がだされている。
このため、消費者庁では「特定保健用食品の広告ガイドライン」を作成し、逸脱した企業には表示内容の変更を求めることができるようにしていきたいとしている。
中立的な外部機関の活用も視野に入れ、議論が進んでいる。