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第10回 チーム医療の推進に関する検討会が平成22年2月18日に開催された。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/02/s0218-9.html 質が高く、安心・安全な医療を求める患者・家族の声が高まる一方、医療の高度化・複雑化に伴う業務の増大、医師不足等により医療現場の疲弊が指摘されている中、医療に従事する多種多様なスタッフが、各々の高い専門性を前提に、目的と情報を共有し、業務を分担しつつも互いに連携・補完し合い、患者の状況に的確に対応した医療を提供していく「チーム医療」の推進が検討されてきているが、医療スタッフ(看護師、薬剤師、助産師、リハビリテーション関係職種(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)、管理栄養士、臨床工学技士、診療放射線技師、臨床検査技師、事務職員等(医療クラーク等)、介護職員)の業務の見直しについても議論されている。 大きなポイントとしては、看護師については、特定看護師(仮称)について役割の拡大についての素案が示されている。 保助看法第37条では、「看護師は、医師の指示がある場合には、自らの業務(保助看法第5条の「診療の補助」)として医行為を行うことができること」とされているが、実施には医行為については、本来医師が自ら行うべきものであり、「診療の補助」の範囲を超えており、たとえ医師の指示があったとしても看護師には行い得ないものと解されていたりして、解釈にも不透明な部分がある。 特定看護師について案では、諸外国の例も参考に次の4つの条件を満たすことが必須としている。 ① 看護師免許を保有していること ② 看護師としての一定期間以上の実務経験(例えば5年以上)を有すること ③ 特定看護師(仮称)の養成を目的とした課程として第三者機関が認定した大学院修士課程を修了したこと 6 ④ 修士課程修了後に第三者機関による知識・能力の確認・評価を受けたこと 案では、特定看護師を創設し次のような業務を担わせることを検討している。 救急外来において、必要に応じた検査を実施した上でトリアージを含む初期対応を行うことが可能とする ・ 動脈血ガス測定のための採血など、侵襲性の高い検査の実施 ・ 画像測定等の実施時期の判断、読影の補助等 ・ I造影剤の投与、カテーテル挿入時の介助、検査中・検査後の患者の管理等 診療計画の円滑な実施が可能となる ・ 人工呼吸器装着中の気管内挿管、抜管等 ・ 創部ドレーンの抜去等 ・ 深部に及ばない創部の切開、縫合等 ・ 褥瘡の壊死組織のデブリードマン等 在宅療養中の患者に対して、必要に応じ検査を実施しながら全身状態を把握した上で必要な薬剤を使用が可能 ※患者の状態に応じた薬剤の選択・使用 ・ 疼痛、発熱、脱水、便通異常、不眠等への対症療法 ・ 副作用出現時や症状改善時の薬剤変更・中止 これに対し、薬剤師については次のようになっている。 <チーム医療での薬剤師のニーズの高まり> 医療技術の進展、薬物療法の高度化、後発医薬品の種類増加 <実状> 医師や看護師が注射剤の調製(ミキシング)する場面もある 副作用のチェックその他薬剤の管理業務を医師や看護師が担っている場面もある 看護師等が居宅患者の薬剤管理を担っている場面も少なくない <業務例> 事前に作成・合意されたプロトコールに基づき、薬剤の種類、投与量・方法・期間の変更や検査のオーダを実施 薬剤選択、投与量・方法・期間等について積極的な処方の提案 薬物療法の患者に対する副作用の状況の把握、服薬指導等 血中濃度や副作用のモニタリング等に基づき、薬剤の変更等の提案 薬物療法の経過等を確認した上で、前回処方と同一内容の処方を医師に提案 外来化学療法を受けている患者に対するインフォームドコンセントへの参画及び薬学的管理 入院患者の持参薬の確認・管理(服薬計画の医師への提案等) 定期的に副作用の発現の確認等を行うため、処方内容を分割して調剤 抗がん剤等の適切な無菌調製 平成24年度から新制度(薬学教育6年制)下で教育を受けた薬剤師がでてくる。 <検討していくべき拡大業務例> 薬剤師の責任下における剤形の選択や薬剤の一包化等の実施 繰り返し使用可能な処方せん(いわゆるリフィル処方せん)の導入 薬物療法への主体的な参加(薬物の血中濃度測定のための採血、検査オーダ等の実施) 一定の条件の下、処方せんに記載された指示内容を変更した調剤、投薬及び服薬指導等の実施 臨床教育をしっかり受けた6年制の薬剤師が平成24年度からでてくることになり、医療スタッフの一員としてますます今後の薬剤師の職域といった意味からしても重要な時期といれるであろう。 チーム医療については、公正な第三者機関による評価システムも検討されているが、病院経営の問題もあり理想論をどう実現していくかというところも大きな問題であろう。 いずれにしろ、”チーム”ということであるので、個々の技術・スキルも重要であるが、コミュニケーション力・判断力といった性格や人間性に関連する部分も大きくなってくるであろう。
by yakuji-info
| 2010-02-22 01:19
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