「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」の初会合が開催された。
目的は、海外で使用が認められているが国内では保険適用外の品目や小児用薬剤など市場が小さくメーカーが開発を敬遠する品目の開発を促すという位置づけになっている。
この検討会議で、学会や患者団体などから寄せられた未承認薬・適応外薬の開発の要望のなかから、疾患領域ごとに専門家で構成する7つのワーキンググループが有効性や安全性などを評価し、メーカーへ開発を要請する品目を決定していく。
選定品目に関しては、開発支援として金銭的に開発支援を受けられる希少疾病用医薬品指定(オーファン指定)や、国内外の論文や使用実績で申請することができる公知申請の可能性が探られる。
学会や患者会などから上がった開発要望は計374件となっており、3月末をメドに「医療上の必要性」を判断して品目が決められる予定である。