NPO法人医薬ビジランスセンターが新型インフルエンザの使用に関して、長妻厚生労働大臣に要望書を提出した。
新型インフルエンザに対するタミフルの使用に関して、服用後の突然死の多発は放置できない事態であるとしている。
構成労働省から公表された資料解析の結果、新型インフルエンザ死亡者32人のうち20人にタミフルが使用されており、17人は2日以内にタミフルを処方されていた。
タミフルが呼吸抑制を中心とした中枢抑制作用(NMDA受容体阻害による可能性が高いとされている)により呼吸停止や突然死をきたすことが動物実験で確認されていて、異常行動や重大な精神障害をきたすことが無作為比較試験や疫学調査で証明されているとしている。一方、タミフルの添付文書には、呼吸抑制、呼吸不全、低酸素血症、突然死、死亡時の非心原性肺水腫などについての記載はなく、医師も非常に判断に迷うところである。
ハイリスク患者へのタミフルの使用についても危険性を指摘している。
1歳未満 : 血液-脳肝門発達が未熟
妊婦 : 高サイトカイン状態(異物を体内に抱えているため)
分娩時 : プロスタグランジンが高レベルの炎症状態
肝障害者 : 代謝低下による未変化体オセルタミビルの血中濃度上昇
腎障害者 : 活性帯のオセルタミビルの排泄が極端に低下
慢性呼吸器疾患者 : 呼吸抑制で悪化しやすい
心不全患者 : 低酸素血症で悪化しやすい
神経疾患 : 呼吸抑制など神経機能がさらに悪化しやすい
異常行動との因果関係も含め、突然死や呼吸抑制などについても因果関係をはっきりしてもらいたいところである。
もっとも、新型インフルエンザでタミフルを処方される可能性が高く、もともとの新型インフルエンザでの病状といかに区別していくかがポイントになってくるのだろう。