国内ではじめて新型インフルエンザ感染による死亡例が出た。
舛添厚労相は、「新型インフルエンザウイルスの病原性が変化したものとは考えておりません」としたものの、念のため国立感染症研究所でウイルス変異の有無などの確認を行う意向を示した。
現状について「新型インフルエンザの感染は拡大している状況」にあるとの認識を示し、国民に対し基本的な感染症対策を取るよう呼び掛けた。
死亡した男性の周辺にインフルエンザ様症状のある人はおらず、同県は、感染源については不明としている。
<患者背景>
沖縄県在住 57歳男性
慢性腎不全のため人工透析、心筋梗塞の治療歴あり
<経過>
8月 9日 : 咽頭痛、咳などの症状出現
8月10日 : 透析を受けている医療機関で簡易検査
A型陰性だったため、解熱剤が処方される。
8月12日 : 再び透析を受けたが、透析中に発熱
39度台まで体温上昇。
簡易検査でA型陽性。
透析後にタミフル投与。
胸部写真の心陰影拡大や全身状態が思わしくないことから、
同日に別の医療機関に紹介、入院となった。
8月14日 : 未明に意識レベルが低下、肝機能障害と血小板減少。
意識レベルはいったん改善するが、同日夕から呼吸苦が増強、透析を実施。
8月15日 : 循環不全となり、午前1時半ころに心停止。
心肺蘇生によりいったんは心拍再開したが、死亡。
緊急でPCR検査を行ったところ、新型インフルエンザ陽性であることが確認。