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DFオンライン (ダイヤモンド・フリードマン社)
http://www.dfonline.jp/ 流通関連の最新情報 フラッシュニュースに薬事法改正に関連した記事があったので、大まかな内容を紹介する。 【イオングループ : ハピコムへ】 イオンを中心とするドラッグストア連合は改正薬事法施行の6月1日より、その名称を「イオン・ウエルシア・ストアーズ」から「ハピコム」に変更。 ツルハ、CFSなど加盟10社(総店舗数は2758店)が取り扱うプライベート・ブランド(PB)商品のブランド名もウエルシアから「ハピコム」に変更。 190品目で年間170億円の医薬品PB売上高を2011年度に300品目・300億円にする目標。 <今後の戦略> *調剤薬局の併設店舗を増やす *薬剤師のコンサルテーションなど専門性の高さをアピールして差別化。 *加盟企業の調剤薬局の併設率100%目標 (現在約36%で国内DgS平均の2倍) 【セブン&アイ : アインファーマシーズと共同出資、セブンヘルスケア発足】 アインファーマシーズ(調剤薬局最大手)と共同出資により、6月1日付けで新会社「セブンヘルスケア」を発足。 資本金は4億5000万円で、イトーヨーカ堂が50%、アインファーマが30%、セブン&アイ・ホールディングスとセブン-イレブン・ジャパンがそれぞれ10%を出資。 <今後の戦略> *イトーヨーカ堂の店舗を核とするショッピングセンターなどを中心にドラッグストアを出店 *プライベート・ブランド商品の開発なども行う。 【ローソン : 給食事業大手のシダックスと業務提携】 病院や大学、事業所などで食堂や売店を運営するシダックスの情報とノウハウを生かして、ローソンの新たな出店立地開発を行うと共に、食堂とコンビニエンスストアを融合した新業態の開発を目指す。 ローソンとフランチャイズ契約を結び、病院・大学5施設で6店舗のローソンを運営しているシダックスの既存売店の一部をローソンに転換することも検討する。 --------------------- 大前研一氏の著書 『ザ・プロフェッショナル』 には次のような内容が記載されている。 MBAに代表される特定の成功パターンはなくなってきたいる。大きな変化の兆しを感じられることと、試行錯誤をし続ける行動力が大切で、それにはプロフェッショナルとしての力量を備えていることが前提としている。 今の時代に成功している特有のパターンは、パーソン・スペシフィック、タイミング・スペシフィック。 大前氏のいう『プロフェッショナル』は、次のものをもれなく兼ね備えた人材としている。 *感情のコントロールと理性ある行動。 *専門性の高い知識とスキル *高い倫理観 *例外なき顧客第一主義 *あくなき好奇心と向上心 *厳格な規律 2つや3つならともかく、全てをもれなくというと、そうそうはいない人材である。 また、Web2.0時代、3つのゲードウェーイが大切であるとしている。 それは、ポータル、ロジスティックス、決済。 薬局とコンビニなど、いろいろな業態、業種のコラボレーションは前にも述べたが、キーワードは『ポータル』であろう。 それらをつなぐのはポータルサイト。 コンビニ : 薬局から登録販売者を出してもらう。薬剤師がいる店舗も紹介。取扱い商品を店舗のカタログに入れてもらう。 店舗販売 : PB製品をコンビニにも置いてもらい認知度をあげる。夜間でも購入できるコンビニを紹介 薬局 : コンビニや店舗と共同してより立体的な情報提供サービスを行う。 これらをポータルサイトで結ぶ。地域の医薬品ネットワーク情報サービス。 生活者は、購入したい医薬品をネットで検索。住所・希望時間を打ち込むと近くのコンビニ・店舗・薬局の候補がしぼりこまれる。 次に商品を選択。第3類医薬品ならネット販売も選択肢がでる。 ネットで購入できるものは、お勧めの店舗のページに飛びそこで注文できる。 第1類医薬品の場合は、お勧めの薬局等が表示。時間帯によって店舗を紹介。効率的な買い物ができる。 価格の問題などいろいろあると思うが、こうしたネットワークができれば、生活者にとっては便利ではないだろうか。
by yakuji-info
| 2009-06-04 07:34
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