美容医療というカテゴリーの中のレーザー治療
レーザー治療は、強い光線を色素細胞にてんしゃして、シミやアザを薄くする方法として多く行われている。
レーザーには多くの種類があり、シミの色や深さなどに応じて使い分けされている。
レーザー治療後は、患部は軽い火傷をしたのと同じ状態で、数日後にかさぶたができてはがれる。
【Qスイッチレーザー】
Qスイッチレーザーには、ルビー、アレキサンドライト、ヤグ、の3種類がある。
ルビーとアレキサンドライトレーザーは健康保険が使えるが、ヤグレーザーは保険が使えない。
【Qスイッチルビーレーザー】
ルビーレーザーは、694nmの単一波光を出すレーザーで、非常に強力なしみ治療法として用いられる。
非常に深い部位にあるシミは、Qスイッチモードでないと取れず、太田母斑や扁平母斑もQスイッチモードでないと取れない場合がある。
肝斑の場合は、レーザーを照射するとかえって濃くなることがあるので、トレチノインやピーリングなどが行われる。
【Qスイッチアレキサンドライトレーザー】
アレキサンドライトという宝石を用いて755nm(ナノメートル)という波長を出し、メラニン色素に反応させます。
【Ndヤグレーザー】
波長が1064nmの赤外線を発する。皮膚の深部まで光線が到達する。日光性色素斑、青あざ、茶あざ、下瞼の小じわ、刺青の消去などにも用いられる。