九州大学の研究グループが、脳の左も右も「右脳」の性質を持つマウスを発見した。
これは今後、脳の左右差を決めるメカニズムの解明に役立つものと考えられます。
ダイニンというたんぱく質に異常がある iv マウスと呼ばれる突然変異マウスの仔は、50%の確率で体の中身が全て逆転している。(心臓が右にあるなど)。
残りの半分は体の中身が左右正常に生まれてくる。
しかし、この iv マウスの体の左右の正常・非正常にかかわらず、記憶に重要な脳の神経回路は、左も右も「右脳」の性質を持っていることが発見された。
これによって、脳の左右差が体の中身とは異なる独自のメカニズムでつくられていることがわかったとしている。
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20080416/index.html