スイッチOTC医薬品が続々と出てきているが、ついに日本初のOTC医薬品!「膣カンジダの再発治療薬 メンソレータム フレディcc」がロート製薬から4月22日に新発売される。
有効成分はスイッチ成分であるイソコナゾール硝酸塩。
メンソレータム フレディcc :
http://flady.jp/
まさに膣カンジダの再発を家庭で治療できるようになる。
膣カンジダは女性の約5人に1人が経験したことがあり、さらに経験者の約半数が再発しているというから、潜在的な市場は結構大きいかもしれない。
<対象:20代~60代の女性、n=3696(ロート製薬調べ)>
この医薬品は、来年4月~6月に施行予定の改正薬事法では第一類医薬品となり、薬剤師による書面を用いた積極的な情報提供が必要となってくる。
★製品の添付文書も公開されている。 ⇒
http://flady.jp/prod/fladycc_titujo.pdf
<ポイント1>
最初に次のような但し書きがある。
『本品の使用は、以前に医師から膣カンジダの診断・治療を受けたことのある人に限ります。』
<ポイント2>
その次に、典型的な症状も含めた「膣カンジダ」の説明が記載されている。
<ポイント3>
さらに、最後に「生活上の注意」が記載されている。
パートナーの感染の可能性まで解説記載されている。
<ポイント4>
お客さま安心サポートデスク : 安心・・・ という感じがする上手いネーミングですね。
お気軽にお問合い合わせください。女性スタッフが丁寧にお答えします。
★セルフチェックシートがあり、「購入される前にフォームの質問にお答えいただき、この医薬品がしようできることをチェックしてください」としている。
使用できないようなケースでYes Noを回答すると、きちんと受診勧告の画面となる。
第一類医薬品となることも見込んで、薬局で薬剤師が情報提供しやすい形になっている。
これからのOTC薬になかった薬効をもつ画期的なスイッチOTCのパターンとして
① 添付文書の最初に 『本品の使用は、以前に医師から●●の診断・治療を受けたことのある人に限ります。』
② 典型的な症状の説明
③ チェックシート
これらが常識となってくるのであろう。
こういった第一類医薬品が増えてきており、情報提供という面でメーカーや薬剤師が果たす役割は大きくなってきている。