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インフルエンザ 「新型」流行への備えは大丈夫か(2月6日付・読売社説)が出された。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080205-OYT1T00636.htm すでに、抗ウイルス薬タミフルを2800万人分、現在の鳥インフルエンザウイルスを使って開発されたワクチンを1000万人分備蓄しているというが問題点は多い。 アジアの各地で鳥インフルエンザの発生と、人への感染、死亡例が増えていることから、パンデミックを気にした記事になっている。 今の鳥インフルエンザウイルスでさえ、タミフルに耐性を持つものが出ているという。 A型インフルエンザウイルスの表面にはHA(赤血球凝集素)とNA(ノイラミニダーゼ)の2種類の糖蛋白がスパイク状に並んでいる。 HAは、ウイルスが細胞に入るとき細胞のレセプターにくっついて細胞侵入を助ける糊にあたる役割を果たす。これは16種類ある。 一方NAは、ウイルスが感染細胞から次の細胞へと広がるときに元の細胞から出るときのハサミにあたるもので9種類ある。 つまりこの組合せでA型インフルエンザでも16×9=144種類があるということになる。 新型インフルエンザというと、通常のインフルエンザを連想してしまい、通常のインフルエンザより少しばかり病原性が強い程度だろうと思ってしまいがちですが、これは大きな間違い。 確かにウイルス自体はインフルエンザウイルスだが、引き起こされる病気は通常のインフルエンザとは別物と考えたほうがいい。 鳥インフルエンザになった人では致死率も高く、重症例が多い。新型インフルエンザのH5N1型は強毒性のもので、普通の鳥インフルエンザでは感染は上気道や腸管などの局所感染に留まるのに対し、強毒性ウイルスでは血中に入り全身症状がでてさまざまな臓器で感染を繰り返す。 感染者の咳やくしゃみは直径約5/1,000mmより大きい場合、飛沫する。またそれより小さい場合は空気中を舞い空気感染の元になる。 ウイルスが鼻やのどから入ると、粘膜で増殖し24時間以内に気管や気管支に広がり、最初1個だったウイルスが100万倍以上にもなっている。 感染した細胞周辺で炎症を起こすことから、高熱に続き、筋肉痛、頭痛、倦怠感などが起こってくる。そして咳や鼻などの上気道の症状がでてくる。 新型ではさらにこれらに加えて、全身感染を起こす可能性が高いといわれている。つまりウイルスが上気道に留まらず血液に入り全身に広がり、脳・腸管・肝臓・腎臓などの全身臓器に次々と感染していくことが想定される。 若いからといって安心はできない。むしろそれが仇になる場合もある。 「サイトカインストーム」といって自分がもっている免疫機能がウイルス感染により免疫系のバランスを壊してしまうということが起こる。弱毒型のスペインかぜの時にもこのサイトカインストームが若い世代で多かったらしい。 国はスペイン風邪のときを最大と見積もって被害を想定しているが、スペイン風邪は弱毒性だったことを考えるとおそろしい感じがする。 大阪大学微生物病研究会と北里研究所、科学及び血清療法研究所などが国立感染症研究所と協力し製造したワクチンは国から認定を受けている。 プレパンデミックワクチンと呼ばれる備蓄ワクチンであるが、新型インフルエンザのワクチンを現在の鳥インフルエンザの中で出現する可能性が高いとされるウイルスでワクチンを予め作っておくという動きがはじまっている。 しかし日本の場合は、これは全国民の13人に1人しか用意できていない。 タミフルは異常行動の副作用もあるが、ノイラミニダーゼを阻害しウイルスの拡散を防ぐために早めに服用すれば効果が期待できるであろう。新型ウイルスに効くかどうかわからないが、発熱を抑え、ウイルスの拡散を防ぐ働きが季節性のインフルエンザに対してと同じようにあるのではと期待されている。リスクとベネフィットをどう考えるかという問題にもなる。 東京都では公園や学校などの野外に陰圧性のテントをつくり発熱センターを設置し重症度を判断して対応するように計画を進めているという。重症の場合は陰圧式のストレッチャーで患者を感染症指定医療機関へ運び入院の処置がとられ、軽症の場合はタミフルを処方などで新型インフルエンザに対する免疫ができて回復するまで自宅療養することになるという。 医療機関がパンク、感染者があふれさらに感染が拡大、医薬品も不足するといった事態にもなりかねない。 やはり、水際できちんとたたければそれが一番であろう。 手洗いは指の間、手首、爪の間まできちんと洗い、洗顔まできちんと行う。 鼻の奥で増えるインフルエンザウイルスで喉のうがいがどれたけ効果があるかは疑問なところもあるが、うがいによる殺菌効果も有効という考え方もある。 厚生労働省の新型インフルエンザウイルスに関するページ ⇒ http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/02.html#3-4
by yakuji-info
| 2008-02-09 16:46
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