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業務には直接関係ありませんが、今話題となっているかぜ薬・せき止め薬の小児への使用について、文献がありましたので報告いたします。
Pub Med で "cough and cold"で検索 Pediatrics. 2008 Jan 28; [Epub ahead of print] PMID: 18227192 [PubMed - as supplied by publisher] Adverse Events Attributable to Cough and Cold Medications in Children. http://pediatrics.aappublications.org/papbyrecent.shtml <文献概要> 米国CDC(疾病管理予防センター)の研究グループの報告で、2004年・2005年の2年間、全米63のED(救急治療部門)を訪れた12歳未満の123,457人について統計分析した結果となっている。 咳止め・風邪薬による有害事象(ADEs)とその他の薬での有害事象を比較した結果になっている。 この中で注視すべきところは、薬のADEsでの訪院を見ると服用時に監督下にあったかどうかで、かぜ薬・せき止めは約2/3が監督下になかったのに対し他の薬ではその比率は50%以下になっている。 さらに誤薬(投薬過量)によるADEsは、かぜ薬・咳止め薬で8.2%となっていて他の薬の1.1%と比べると際立っています。 詳細な結果は、Pediatrics のフルテキストの中の"Table 1"に示されている。 米国では2歳未満に対しかぜ薬や咳止めが使用されなくなっても64%が比較的安全と考えており、20%が使い続けるとされている。 針のないシリンジでアクセスしない限り薬液が出てこないなどのボトルの工夫が解決策の一つとも言われている。 薬の誤用を防ぐ工夫、チャイルドレジスタンスの工夫の必要性があるとしている。 <感想> OTCで問題視されている小児へのかぜ薬と咳止め薬の有害事象は、その75%が監視されていない時の服用か投与過量によるもので、監視下投与量を守っての有害事象は77例。 これは他の薬が59,855例ということを考えると、かぜ薬やせき止め薬の成分の小児への使用が他の薬効群の薬と比較して特別安全性に問題があるということはいえないと考えることができ、きちんとした服薬と管理が最も重要と考えられる。 他の薬の中の内訳はわからず、投与過誤についての年齢別の内訳(2歳未満、2~5歳、5~11歳)はわからないので、このあたりがわかればもっと突っ込んだ考察ができるかも知れない。 さらに、FDAの勧告前後のデータが比較できると面白いかもしれない。
by yakuji-info
| 2008-01-31 08:50
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