武田薬品工業が、Ⅱ型糖尿病治療剤「アクトス®錠」(一般名:塩酸ピオグリタゾン、以下「アクトス」)について、厚生労働省に「インスリン製剤との併用」の効能追加申請を行った。
アクトスの特長
Ⅱ型糖尿病患者に特徴的な病態であるインスリン抵抗性を改善する薬剤。
主に筋肉や脂肪細胞、肝臓に働いてインスリンの作用不足を改善。
アクトスは、インスリンと併用することによって、Ⅱ型糖尿病患者における血糖コントロールの改善だけでなく、インスリン使用量の低減も期待されるという。
アクトスは、日本では、単独療法に加えて、スルホニルウレア剤やα-グルコシダーゼ阻害剤との併用が承認されており、ビグアナイド剤との併用効能も本年1月に申請している。
【アクトスの効能・効果】 : Ⅱ型糖尿病
ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られずインスリン抵抗性が推定される場合に 限る。
(承認済)
1.食事療法、運動療法のみ
2.食事療法、運動療法に加えてスルホニルウレア剤を使用
3.食事療法、運動療法に加えてα-グルコシダーゼ阻害剤を使用
(申請中)
4.食事療法、運動療法に加えてビグアナイド剤(メトホルミン等)を使用