厚生労働省は16日、2005年国民健康・栄養調査結果の概要を公表。40~74歳の男性2人に1人、女性5人に1人がメタボリックシンドロームの「強い疑い」か「予備群」だったことが判明した。40~70歳の男性で強い疑いで25.5%、予備群は25.0%、女性では強い疑いが10.3%、予備群は9.5%だった。肥満者(BMI≧25)の割合が最も高いのは、男性が40歳代で34.1%、女性が60歳代で29.0%。
メタボリックシンドロームの判定基準は、腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上で、さらに「血中脂質」「血圧」「血糖」の3項目のうち2項目が異常値を示すと「強い疑い」となる。予備群の対象は腹囲と3項目のうち、1項目に該当するもの。
また、喫煙率は04年に比べ男女とも低下しており、男性39.3%、女性11.3%だった。年代別では男女とも30歳代が最も高かった(男性54.4%・女性19.4%)。
平成17年 国民健康・栄養調査結果の概要について
子どもの体型及び生活習慣について
(1)体型の状況を年次推移でみると、男女共に「普通」の者の割合が減少傾向
(2)朝食を「子どもだけで食べる」と回答した者の割合は増加傾向べる」と回答した者の比率は、小中学生共に増加傾向であり、平成17年には小学生においても40%を超えていた。
(3)夕食を19時以降に食べる子どもの割合は増加傾向。特に、20時以降に食べる子どもは、平成5年と比べて5.4ポイント増加(5年の1.7%から平成17年の7.1%と、5.4ポイント増加していた。
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の状況について
40~74歳でみると、男性の2人に1人、女性の5人に1人が、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が強く疑われる者又は予備群と考えられる者
飲酒の状況について
(1)初めて飲酒したきっかけは、男女共に約6割が周囲からの勧め
(2)未成年者について「全く飲酒すべきではない」と回答した者の割合は、男性で約8割、女性で約9割
喫煙の状況について
喫煙率は男女共に平成16年に比べ低下し、男性は4割を下回った
栄養素摂取の状況について
エネルギー摂取量の平均値は、男女共に漸減傾向。脂肪からのエネルギー摂取が30%以上の者の割合は、成人の男性で約2割、女性で約3割
<参考>
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/05/h0508-1a.html
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/05/h0516-3.html
男性の40代は、3人に1人が肥満。。。