厚生労働省の「医療安全管理者の質の向上に関する検討作業部会」の初会合が開かれた。
目的は、医療安全管理者の業務指針や業務内容に応じた研修プログラムの作成指針の策定となっている。次回は11月29日に会合が開かれる予定。
2006年の診療報酬改定で、『医療安全対策加算』が新設されているが、これは、医療安全管理者の配置及び安全管理部門や委員会の設置などの設置基準に適合すると、入院基本料に50点が加算されるしくみになっている。しかし、現在研修が40時間以上または5日程度であることから、加算目当ての受講者が多いという意見もある。
次のような内容について記載され、盛り込まれ議論されていくことになる予定である。
【業務指針】
目的
基本的考え方
業務内容
医療安全管理者に求められる資質
医療機関における医療安全管理者の位置づけ
【研修プログラムの作成指針】
目的
基本的考え方
カリキュラムに盛り込む内容と単位数
研修方法