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「一気飲み」は宴席を盛り上げる余興となる一方、危険もはらむ。一気飲みを促す同席者の行為を「刑法の『強要』に当たるのでは」とする指摘もあるが、刑事訴追に発展した例がないのが現状である。
過去の事故被害者の遺族らからは「アルコールハラスメント(アルハラ)が多いのではないか。『強要』を広く捉えてほしい」と厳しい声が上がっている。 一気飲み、法律上は、脅して無理矢理飲ませれば強要罪、必要な保護をせずに死なせた場合は保護責任者遺棄致死罪となる可能性がある。しかし、過去に民事訴訟が起こされたケースはあっても、刑事訴追に至った事例はないのが現状である。 警視庁青梅署の見解では、「口をこじ開けて無理矢理飲ませるといった状況でないと強要を認めるのは難しい。世論が厳しくなれば別だが…」としている。 これに対しアルコール薬物問題を扱うNPO法人「ASK」は「はやし立てれば暗黙の強制。大学生の宴会では『潰し部屋』やバケツが用意されるが、それ自体、酔い潰す計画の表れだ」と話し、強要を広く捉えるよう訴える。 私も強要だと思う。一緒に呑みに行き、周りが呑んでいて、お前だかどうして呑めないのか?といわれたら、体質などのよっぽどの理由がない限り断りずらいものである。ましてや二十歳前の青年ならなおさらである。またその強要相手が自分より立場が上の人間であればハラスメントにもなりかねない。人間多少なりとも、ここで呑まなければあとあとの人間関係が悪くなるのでは・・・と考えて、気がすすまないのに呑んでしまったりするものである。 私も明日は仕事だから呑みません!といって呑まなかったことがあるが、周りから冷たい視線を浴びたことがある。しかし私は周りが間違いで自分が正しかったと思っている。 そもそも、社会人になってからもいわゆる『ノミニュケーション』という悪しき風習が日本にはある。欧米先進国、どこさがしてもこんな国はない。それだけ社会が未熟なのである。ロシアなどでは、酔っ払って道端に寝ていただけでブタバコということも聞いたことがある。呑まなければ本音を言えない! 酒の席でいったことだから責任を持たない! なんでも酒のせいにしているのではないだろうか? 私は、ノミニュケーションのことを無責任コミュニケーションだと思っている。言いすぎだろうか? 好きな人は好きな人で呑めばいいし、否定するつもりもない。それがストレス発散につながるのであれば大いに結構だと思っている。 しかし、趣味の話や仕事のことをポジティブに議論するならまだしも、仕事が終わってからも酒につきあわされ会社の愚痴や他人の悪口、エロ話などネガティブな話を聞かされるくらいなら早く帰って寝ていたほうが精神衛生上も体にとってもずっとマシである。 まあ、自分が好きだからといって他人も好きであるというよく陥りがちな考えかたは見直すべきなのであろう。いろいろな人がいて、十人十色、十人いれば十人のものさし(価値観)があるのだから。
by yakuji-info
| 2006-08-24 08:20
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