厚生科学審議会・地域保健健康増進栄養部会は、健康づくりの国民運動化のスローガンを決定した。
『1に運動、2に食事、しっかり禁煙、最後にクスリ』
この『最後にクスリ』の部分についていろいろと論議があった。
投薬を促進するなどの批判があり再検討されていた。「クスリ」の文字を入れるか入れないか・・・
「最後にクスリ」ではなく、「爽快生活」「爽やかライフ」という案、「頼るなクスリ」「最後に医療」とする案、最初に「クスリの前にできること」などの案があった。
クスリは医者がきちんと処方するのではなく、OTC薬や健康補助食品のイメージがあり誤認を招くのではとの意見もあった。
セルフメディケーションの時代、消費者が賢くなり自分で方法を選択していくということであるが、人それぞれ状況によっても違う。
言葉にこだわるのもいいが、教育もしっかり行っていく必要があるのであろう。