スポーツ仲裁裁判所(CAS)は、使用していた発毛薬がドーピング(薬物使用)違反にあたるとの疑いが持たれていたスケルトンのザック・ランド(米国)に対し、1年間の出場停止処分を科すと発表した。
もちろんトリノ冬季五輪出場が不可能になった。
WADA(世界アンチドーピング機構)が定めるドーピング禁止物質・禁止方法(2006年1月)
スケルトン選手は昨年11月のワールドカップ(W杯)のドーピング検査で筋肉増強剤使用の痕跡を消す作用のあるフィナステリドが検出された。
これは、日常的に使用している「のむ発毛薬」に含まれている成分と判明した。
しかし、世界反ドーピング機関(WADA)はこの薬物が2005年1月から禁止薬物リストに載っていることから、スケルトン選手の資格停止を決めた。