スイッチOTC化を促進! JSMI(日本大衆薬工業協会)
JSMIは、OTC市場低迷要因の一つとしてサプリメントやトクホ(特定保健用食品)、健康食品との区別が混乱していることをあげている。
厚生労働省に薬事法上の明確化を求めたのに対し、厚生労働省医薬食品局では、スイッチOTCが適切に行えるようにしたいとのコメントがあった。
PAJでは、医薬食品局と懇談してきたOTC薬活性化方策をまとめ近々に、厚生労働省に提出する考えであることが明らかになった。
一方、医薬食品局では、厚生科学審議会医薬品販売制度改正部会の報告書に関連してABC分類に再編するOTC薬の外箱ラベル表示に対しメーカーサイドに協力を要請した。
これにより、外箱ラベル表示の改定は間違いなく行われることになり、これとの交換条件としてOTC薬活性化方策があるのかも知れない。
とりまとめられてきたOTC薬活性化方策がどのようなものになっていくのか、今後に注目していく必要がある。
保険制度など社会的背景を無視して議論はできないが、アメリカ・イギリス・オーストラリアとユニオンジャックの国々は、OTCの販売について比較的規制がゆるやかであり、スイッチOTCも進んでいる。
今後、どのようになっていくのであろうか。