高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N2型)が流行した茨城、埼玉両県の34養鶏場を対象に従業員らの感染状況を調べていた厚生労働省と国立感染症研究所は、血液中の抗体検査の結果、過去に感染した可能性があるのは77人と発表した。
感染が疑われた従業員らは、特定の養鶏場には集中していないということです。
【追伸】
インフルエンザに関連してですが、以前、このブログでも紹介いたしました
“うわさのナノブロック(マスク)”の詳細についてレポートしているページ(大和田潔 先生のページです)があります。すごく細かく情報提供されています。興味ある方については非常にためになります。私もいろいろと勉強になりました。
さて、話をトリインフルエンザ本題に戻しますと、いずれも顕著な症状はなくウイルスも検出されなかったということで、今後発症する恐れや他の人に感染させる可能性もないということです。しかし、通常のインフルエンザと同時にかかると新型インフルエンザ出現につながる恐れがあるため、厚労省は通常のインフルエンザに感染した患者は養鶏場での作業を避けるよう呼び掛けている。
H5N2型は、アジアを中心に広がるH5N1型より毒性は弱い。
感染研は「人への感染の可能性が報告されたのは世界初」としている。
感染時期は大部分が鶏の感染が確認される前で、適切な防御措置を取らずに鶏やふんなどと長期間接触したのが原因と考えられるという。厚生労働省は、家禽(かきん)に接触する人はマスク着用や手洗いなどの防御策を取るようにと都道府県などに通知したところである。
新型インフルエンザ出現につながる自体を避けるためにも、養鶏場の管理というものも問題になってくるのであろう。感染の可能性があるのが特定の養鶏場に限られていないということは、なおさらきちんとした対策が必要となってくるのであろう。
感染時期が鶏の感染が確認される前というのも問題で、やはり“適切な防御措置”を国として徹底させていくということが大切なのではないであろうか。