厚生労働省:副作用の全症例をホームページで公開
厚生労働省は、製薬会社など企業から寄せられた医薬品の副作用(疑いも含む)に関するすべての症例を、独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」のホームページで公開することを決めた。対象は2004年4月以降の報告で、2006年1月からの実施を目指す。
現在は医薬品の添付文書に掲載している副作用情報の代表例や、知られていない重篤な症例だけを公開しているが、情報の公開性を高める。
厚労省によると、昨年度の企業報告は2万5142件で、うち掲載された情報は1872件しかなかった。公開項目は報告時期▽被疑薬名▽副作用名▽患者の年齢、性別など。
子供12人が服用後に死亡した事例が報告されたインフルエンザ治療薬タミフルは、2000~2004年に1176件の副作用報告があったが、公開されたのは133件だけだった。
どこまで情報提供されるのかわからないが、
副作用の因果関係などを考えるとかなりの情報が必要になり、それをもってしても医者でも判断しにくい。
時間的関係 、副作用の既知・未知、投与中止後の経過、再投与、他医薬品、併用処置の影響、原疾患、合併症、素因などの要因など、さまざまな要因があり、因果関係を考える場合に難しい問題が多く、情報をどう提供し、どう解釈するか。。。
情報提供は非常にありがたいが、発信する側と受信する側の双方が注意しなければならないであろう。
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