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医薬品の情報提供ではないが、話題となっているインフルエンザに関連してエキナセアについて考えた。
インフルエンザ、タミフルなどの医薬品は副作用が怖い。手洗いや嗽だけじゃ心もとない・・・ そこで人々が考えるのが健康食品ではないだろうか。 何か免疫を高めることができないか・・・ そこでインフルエンザに関連した健康食品をネットや本で調べるとでてくるのがエキナセア。 あくまでも学術的にエキナセアという食材についていわれていることについて(メーカーの皆様へ : どれも薬理作用に関係してくることで製品の表示や広告で表現すると無許可医薬品として薬事法違反になってしまうので注意してください)述べると、エキナセアは風邪やインフルエンザなど、ウイルスや細菌に対する体の免疫力を高める効果があるといわれている。白血球や、脾臓の細胞を増やし、顆粒球の貪食能を活性化し、体温をあげるという作用機序で抵抗力を上げる。体内のインターフェロンの働きを助け、ナチュラルキラー細胞が腫瘍細胞やウイルスに感染した細胞を破壊するのを助けると考えられている。つまり抗ウイルス性,抗菌性,免疫強化作用があるという研究報告がある。ドイツの研究では風邪の予防についても研究がされ一定の効果があったようであるが、風邪やインフルエンザの予防効果については明確なエビデンスがないのが現状であろう。 以上は、エキナセアという明らか食材の単なる学術的記載・研究結果紹介です。 健康食品のエキナセアはインフルエンザの予防薬・改善薬・治療薬ではありません! あくまでも、健康維持するためのハーブ食品です。注意してください。 エキナセア(エキナケア) [英]Echinacea [学名]Echinacea purpurea, angustifolia, pallida. (キク科)であり、3種類(E.augustifolia, E.pallida, E.pururea)あり、種類に応じて根、葉、全草など異なる部位が利用されている。エキナセアの中国語名は「紫錐花」、「金光菊」である。 日本で食品として認められているのは“全草”である。エキナセアの種と部位を問わず、免疫刺激成分が存在することが示されている。 一方ドイツでは国をあげてハーブについての研究を行い エキナセアについては医薬品として取り扱っている。 【ドイツでは医薬品?】 ドイツでの医薬品としての効能は ①体の免疫力を高める(自然治癒力を高める) ②エキナセア自体がウィルスなどの外敵から体を守ってくれる う~ん 医薬品でも疾患名を表現していない!!! もちろん、日本の製品がこんなことを表示すると即薬事法違反になってしまうので、エキナセアを販売しているメーカーは苦労している。 米国ハーブ製品協会(American Herbal Products Association : AHPA)では、クラス1つまり適切に使用されている場合は、安全に摂取できるとされているが、ドイツでは医薬品となっており、アレルギー症状(じんましん、結節性紅斑、急性喘息、呼吸困難、アナフィラキシー、血管浮腫)や発熱、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、喉の痛み、めまいが起こることがある。アレルギー傾向の人や妊婦、授乳中の方は、経口摂取を避けるべきである。 【安全性は?】 自己免疫性疾患、肺結核、糖尿病、膠原病、エイズなどの場合は控えたほうがよいといわれている。アナフィラキシー等の健康被害が報告されている。キク科の植物なので、キクの花にアレルギーのある人は摂取を避けておくべきである。 摂取目安量などは特に決められていないが、多く摂れば効果も高いというものではなく、長期間摂取しつづけると効果が薄れてくるということがいわれている。 流行し始めたときから1ヶ月間ほど摂取するとよいとされているが、予防効果ははっきりとしていない。症状が出てしまったら2週間ほど連続で摂取すると軽くすむことも多いといわれているのだが・・・。 タミフルやリレンザとはもちろん、普通の風邪薬との併用における相互作用も研究されておらず、医薬品との相互作用は未知数である。 キク科にアレルギーの人や妊婦、自己免疫疾患、糖尿病の人は控え、副作用と思われる症状がでたら速やかに止め、過剰摂取や連用はしないようにするといったところになるのだろうか?・・・難しいところであり人により意見がわかれるところである。 タミフルでは日本の小児が12人も死亡しているというが、タミフルの安全性とエキナセアの安全性をどうみるか??? その12人がタミフルではなくエキナセアをのんでいたらどうだったんだろうと、いろいろタラレバを考えてしまうのだが・・・ リスク&ベネフィットということを考えるとわけがわからなくなってくる。エキナセアだったら安全ということではないし、タミフルで救われた人はかなりいるであろう。もしかしたら併用なんてこともでてくるかも知れない。 最後に、独立行政法人 国立健康・栄養研究所の「健康食品」の安全性・有効性情報を参考としてあげておくことにする。 医薬品ももちろん、食品もリスクとベネフィットを理解した上で、適切に専門家に相談して使いわけすることが大切なことである。
by yakuji-info
| 2005-11-19 22:07
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