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最近、ファーマコゲノミクスやテーラーメイドという言葉をよく耳にしますが、いったいどういったことなのだろうか。。。 ということで、簡単にわかりやすくまとめてみました。
ファーマコゲノミクス(pharmacogenomics)とは、pharmacologyとgenomicsからきており、親から受け継がれた遺伝子がどのように投与された医薬に影響をおよぼすかを研究する学問である。 これにより、患者の遺伝子の情報をもとに副作用が起きやすい患者などをあらかじめピックパップし、医薬治療がオーダーメイド化される、つまりテーラーメイド医療を行っていくというものであります。 ★代謝の遅い人と代謝の速い人の副作用 ★ 胃潰瘍や十二指腸潰瘍に対するプロトンポンプインヒビター(PPI)は、チトクロームP450の1つであるCYP2C19によって代謝されます。 その遺伝子には多型があり、PPIの代謝の遅い人と速い人があります。 代謝の遅い人では、PPIが効き、高い除菌効率が得られますが、代謝の速い人では、PPIが次々に代謝されてしまうためあまり効かず除菌効率が悪くなってしまいます。 そのため、代謝の速い人には、PPIを通常量より多く投与しないと、除菌がうまくできません。 こうした人には、最初から計算して必要とされる高投与量を投与し、一回で除菌するようにしたほうがよいと考えられます。 保険で認められた投与量では除菌効率が悪く、その結果、除菌療法を繰り返し耐性菌が発現するという問題が出てくるのは問題です。 こうした薬物療法は、薬力学的な面と薬物動態学的な面の2つの側面がある。薬剤は薬理作用を発現する受容体に薬剤が結合してはじめて作用を発揮する。 しかし、遺伝子に変異があって、受容体が変化していれば薬剤が結合できず効果を発揮できないことになる。 そこで、薬力学的な個人差という面を考慮して薬物療法を選択していく必要が出てきます。 薬物動態学(薬物がどのように生体内で処理されるのかを研究する学問)については、私たちの肝臓にはチトクロームP-450という、薬剤の代謝に関係する酵素があります。 遺伝子に変異があり、この酵素が変化していると薬剤の代謝がうまくできないということが起こります。 つまり、本来なら肝臓で代謝されて薬物血中濃度が下がるところが、下がらなくなり、ひどく副作用が出てしまうといったことが起きてしまいます。 こういう場合には、投与量を変えたり、違う種類の薬剤に切り替えるといった個別対応が必要になります。 チトクロームP-450とは・・・肝臓にある薬物代謝酵素。 ペニシリン系やセフェム系、ニューキノロン系といった抗生物質のように肝臓で代謝を受けずにそのまま腎臓から排泄される薬を除いて、ほぼ90%以上の薬剤はこの酵素によって代謝される。 抱合など薬剤を解毒化する役割を担う機構で、p-450がうまく機能しなければ薬剤が解毒化されず体内に蓄積し血中濃度が上がり副作用が出てしまう。
by yakuji-info
| 2005-11-08 07:05
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