食品の栄養成分に関しては、今まで栄養成分表示が行われてきました。
今回、パブリックコメントが出されています。
栄養表示基準については、食品の中で特に栄養機能について言及する食品については、栄養成分の量を記載するとともに、栄養成分の含有量が一定の範囲になければならないとされてきました。
2014年10月17日(金)には、食品表示基準について改正案がパブリックコメントで出されています。
栄養素等表示基準値及び栄養機能食品に係る食品表示基準(案)についての意見募集
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=235080031&Mode=0
その改正点について、簡単にまとめてみます。
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まずは、現行の栄養素表示基準はどうなっているかというと、次のようになっています。
栄養素表示基準
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin344.pdf
【改正案のポイント : 対象】
栄養機能食品となるものの対象食品
対象食品
○現行
*販売に供する食品(一般の消費者に販売される加工食品等。特別用途食品を除く。)に、日本語で栄養表示しようとするもの
*輸入した食品に日本語で栄養表示をして販売するもの
*生鮮食品は栄養表示基準の適用を受けないが、例外として鶏卵のみ対象となる。
●改定案では、こう変わる!!
*容器包装に入れられたものに限る。
*添加物を除く。
*鶏卵以外の生鮮食品も対象となる。
栄養素等表示基準値
○現行
6歳以上の食事摂取基準を用いて算出
●改定案では、こう変わる!!
国民の健康の維持増進等を図るために示されている性別及び年齢階級別の栄養成分の摂取量の基準を性及び年齢階級(18歳以上に限る)ごとの人口により加重平均した値。
対象成分に「n-3系脂肪酸」「ビタミンK」「カリウム」の3成分が追加され、カリウムについては過剰摂取のリスクを避けるため、錠剤・カプセル剤などの形態の食品を対象外としています。
具体的にどのように変わるかは、
ホームページ『医薬品・医療機器・医薬部外品・化粧品・食品の情報提供』
の
『最近の話題』の中の
『栄養表示基準の見直しについて』に記載してあります。
<参考>
日本人の食事摂取基準