冷え性を改善し、自律神経失調症の諸症状をもやわらげる入浴法についてです。
入浴の効能としては、
●体を物理的にあたためる
●水圧効果などで血液循環を促進して冷えをとる
●水圧効果+温熱効果で筋肉のこりをほぐす
●心身ともにリラックスしてストレスを緩和し、自律神経のバランスをとる
などがあげられます。
血液循環を促進させるのはもとより、リラックス効果も冷え性には重要です。
リラックスすると自律神経の副交感神経が優位になり、血液の流れも良くなって物理的な作用に加えて身体を温めてくれるからです。
入浴というのはかなりハードな運動です。
リラックスするのであれば、お湯の温度はぬるめのほうがいいでしょう。
体温より1、2度高めがいいといわれていますが、お湯が冷めてしまうので40度くらいでもOKでしょう。20~30分くらい、じっくりとお湯に浸かってください。うっすらと汗ばむくらいまで入るのがいいでしょう。
熱いお湯だと、皮膚が刺激されストレスになり、入浴時間が短くなり皮膚の表面しかあたたまらなくなってしまうからです。
一方、心身をリフレッシュさせたいときには熱い湯に短時間入ることも有効ですので、目的によって使い分けるとよいでしょう。