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よく、代替医療とか民間療法とかいう言葉使われていますが、どのようなものなのでしょうか。 そこで調べて見ました。
●相補・代替医療(Complementary and Alternaive Medicine : CAM(キャム)) 英語の頭文字を取って、CAM(キャム)とも言われます。 現代西洋医学領域で科学的未検証及び臨床未応用の医学・医療体系の総称とあります。 代表的なものには、アーユルヴェーダ、ユナニ、カオロプラクティック(日本)、漢方医学(米国)があります。 日本では、漢方では医学部のプログラムに組み込まれているので、CAMには入りませんが、米国では漢方医学はCAM扱いになります。 ●民間療法 民間療法と普通の医学療法とは、どこがどう違うのでしょうか。 はっきりとした定義はありませんが、無資格者が、各地方に古くから伝わる方法や、流布した方法に基づいて行う治療法ということになります。 呪術・信仰・民間に伝わる薬物療法・健康食品・日本で認知されていない伝統医学等も含まれます。 ●民間薬と漢方薬 「民間薬とは何ぞや?となったときに、それは民間療法で使う薬草のことです」ということになるのでしょうか。それでは薬は薬でも漢方薬とはどう違うのでしょうか。 民間薬が専ら民間伝承や本草書に基づく経験で、効果が曖昧なのに対し、漢方薬は経験的であっても医書に記載された理論の裏付けがあり効果が臨床で出されています。 民間薬は多くは1つの生薬で構成されていて処方名がありませんが、漢方薬の多くは複数の生薬の組み合わせになっていて処方名がありいます。 しかし定義上はこのように分類できるかもしれませんが、線引きについてはあいまいな部分もあります。 伝統医学ということで、いろいろと見ていきます。 世界三大伝統医学と言えば、アーユルヴェーダ・中国医学・ユナニということになります。欧米系の伝統医学には、ホメオパシー、リフレクソロジー、オステオパシーがあり、インド系ではあの有名なアーユルヴェーダがあります。さらに東アジアに目を向けると中医学・漢方医薬・韓医学・鍼灸・導引といった中国医学系のものの他に、チベット医学があります。アラビア系にはユナニがあります。 ちょっとさわりだけ、まとめてみました。 ●欧米系 ○ホメオパシー(同種療法) ドイツで確立「毒をもって毒を制す」の考えをもとに、疾病類似症状を起こす物質を薄めて投与することで疾病を治癒 ○リフレクソロジー(反射療法) 米国で体系化。古代エジプトを起源。足底に縮小投影された臓器を刺激することにより治癒していく ○オステオパシー(整骨療法) 米国で確立した手技療法。身体を複数のユニットの構造体としてとらえる。 主として骨格や筋肉の強制により治癒 ●インド系 ○アーユルヴェーダ 生命(アーユス)+科学(ヴェーダ) ドーシャと呼ばれる3要素から身体が構成され、3要素のバランスが崩れると病気。 ドーシャ = ヴァータ(風のエネルギー):運動・呼吸・神経系 ピッタ(火のエネルギー):新陳代謝・消化器系 カパ(水のエネルギー):骨格系・水 人間を7つの体質に分類 ヴァータ+ピッタ+カパ体質 ヴァータ+ピッタ体質 ヴァータ+カパ体質 ピッタ+カパ体質 ヴァータ体質 ピッタ体質 カパ体質 ●東アジア系 ○中国医学 中医学・漢方医薬・韓医学・鍼灸・導引 ○チベット医学 チベット高原のチベット族の医学でアーユルヴェーダの影響を強く受ける 3要素のバランスが崩れると病気。 3要素 = ルン(風の元素):人間の体のうごきそのもの・血液の循環・呼吸・考え事をする、感情とも密接 ティーパ(火の元素):血の色居、体液の色、勇気や自信と関係 ペーケン(地と水の元素):睡眠お調整、体の湿った部分や関節の動き等をよくする 人間を7つの体質に分類 ルン+ティーパ+ペーケン体質 ティーパ+ペーケン体質 ルン+ペーケン体質 ルン+ティーパ体質 ペーケン体質 ティーパ体質 ルン体質 ●アラビア系 ○ユナニ ユナニ医学は、ギリシア発祥のギリシア医学でアラブ・イスラム圏の代替医療として知られ、臨床医学と基礎医学に分かれた体系的な医学です。 4つの体液がさまざまな疾病の発生に関わっているとしています。 *多血質:血液が多く人格は熱血型で社交的、鼻血や痔になりやすい *粘液質:温和で冷静、注意深い性格、色白で水太りしやすい *黄胆汁質:かんしゃく型、短気、口渇が強く、激しい下痢をするタイプ *黒胆汁型:非社交的、気難しく心配性でやせているタイプ 気質や体液のバランスがとれた状態を健康状態。 健康状態に保つために食事療法や、薬物療法、静脈切開による外科的療法などを行う。
by yakuji-info
| 2014-02-04 23:32
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