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修治(しゅうち)とは、生薬を加工する方法を言います。
植物・動物・鉱物の天然生薬材料に対し、医薬品としての価値を出し、臨床で有用なものにするために行なわれる加工操作のことで、中国では、炮製・修事・炮炙・炮製等と言われています。 広義では、生薬の採集から調剤までの全過程が修治ということになりますが、狭義というか一般的には採集・洗浄・乾燥後の加工操作が修治と呼ばれます。 修治により、生薬は有効性が出てきたり、減毒されたり、飲みやすくなったりしますが、性能なども変えることがあります。 例えば、「生地黄」は性味が寒性で涼血の効能とされていますが、蒸して「熟地黄」とすると、微温で補血の効果となります。 「生何首烏」は通便・解毒作用の効能がありますが、熟製することで肝腎の補血効果が出てきます。 修治の主な目的としては、 1.不要な部分を除く 2.有効成分の溶出効率を上げるために体積を小さくし、表面積を大きくする 3.毒性の減弱や性質の緩和などをもたらす といったものがあげられます。 有名なところでは、効能を出しやすくするために、麻黄の節を除いたり、牡丹皮の芯を抜き取って使うなんていうのも、修治になります。 修治が多く行われる中国に比べ、日本の漢方は、修治して用いる生薬は多くなく、乾姜や附子の加工は、中国と日本では違っています。 日本漢方で用いる生薬では附子を除いて高度な修治は行われていないのが現状です。 【主な修治】 ●洗(せん) 生薬の表面の汚れ等を水であらうことです。 ●漂(ひょう) 流水や多量の水にさらして、毒性を緩和したり、塩分や生臭さをとることです。 亀板、鼈甲、烏賊骨等で行われています。 ●浸(しん) 米のとぎ汁、清水、甘草などの薬液に浸すことで、生薬の劇性や刺激性を和らげることです。 呉茱萸、遠志等で行われています。 ●泡(ほう) 水につけてふやかせることで、硬い種子などの薬物を刻みやすくするために行われます。 ●水飛(すいひ) 鉱物生薬等を細かくするため、水とともに研磨することです。 ●炮(ほう) 鉄鍋で強く熱し、煙がたつくらいまで焦がすことです。 炮姜は、中国で乾姜を外皮がキツネ色になるまで強火で炒ったもので、辛烈の性質が緩和され、寒証の下痢や下血に用いられます。 ●煨(わい) 湿った和紙に包んだり熱肺に埋めることです。 煨姜は、わかりやすく言えば生姜の蒸し焼きで、温裏・止嘔、炮姜は温経止血・止瀉作用が特徴となっています。 ●煓(たん) 牡蠣等の貝類や鉱物を直接焼いて砕きやすくすることです。 煓牡蠣は収れん効果が高まります。 ●間接煓(かんせつたん) 鍋に入れて密封して黒焼きにすることです。 血余炭(けつよたん)は、ヒトの頭髪の毛を黒焼きにして炭にしたもので、別名、乱髪霜(らんぱつそう)と言われています。 収れん・止血の目的で使用されます。 ●炒(しゃ) 鍋に入れて炒め、副作用を緩和したり効能を強めたりすることです。 ※炒黄(しゃおう):弱火で表面が黄色くなるまで炒める ※炒焦(しゃしょう):中火で焦げ茶色になるまで炒める ※炒炭(しゃたん):強火で黒く炭化するまで炒める ※米炒(べいしゃ):米とともに炒める ※麩炒(ふしゃ):小麦のふすまを加えて炒める ※土炒(どしゃ):かまどの土と一緒に炒める ●炙(しゃ) 酒や水、液体の薬物等を加えて混ぜ合わせながら炒め、効能や刺激性を変化させることです。 ※酒炙(しゅしゃ):酒を加えたもの ※醋炙(さくしゃ):酢を加えたもの ※蜜炙(みつしゃ):蜂蜜を加えたもの ※姜炙(きょうしゃ):生姜汁を加えたもの (炙甘草など) ●焙(ほう) 紙を敷いた鍋や網の上でとろ火で炙って加熱乾燥することです。 ●烘(こう) 薬物をとろ火で炙ったり、乾燥設備で加熱乾燥することです。 ●蒸(じょう) 水蒸気で蒸す方法で水のほか酒・甘草煎液・石灰水等で蒸したり煮たりする場合もあります。 毒性の緩和、薬性の変化などがあります。 (熟地黄、制何首烏) ●煮(しゃ) 水で生薬を煮沸することです。 ●淬(すい) 薬他生薬を熱いうちに酢や薬液に漬ける方法です。 ●製霜(せいそう) 油脂分を除去して滓を残す方法です。 巴豆霜(巴豆の毒性を弱めます)
by yakuji-info
| 2013-12-16 00:23
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