年明け早々に
、医薬品等の誤飲防止対策の徹底に関して、通知が出されていますのでご紹介します。
平成25年1月4日付 医政総発0104第1号、薬食総発0104第2号、薬食安発0104第1号
『医薬品等の誤飲防止対策の徹底について(医療機関及び薬局への注意喚起及び周知徹底依頼)』
厚生労働省医政局総務課長、厚生労働省医薬食品局総務課長、厚生労働省医薬食品局安全対策課長の合同課長通知として出されています。
通知 : http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T130110I0010.pdf
この通知では、服薬指導に関して、次のことを呼びかけています。
1.患者の家族等、特に小児による誤飲が生じないように、処方または調剤にあたっては、
医薬品を小児の手の届かない場所に保管するなど、適切な保管及び管理をするよう、患者及び家族等に十分注意喚起すること。
2.高齢者等
自ら医薬品の保管・管理が困難と思われる患者に対しては、家族等介護者に対して注意喚起を行うこと。
この通知の発出に至った経緯は、通知の中にも記載されていますが、次のようなことになっています。
「平成23年度家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告」の結果を受け、小児の誤飲事故において医薬品・医薬部外品の誤飲による要処置事例、入院事例が多く報告され、家族等に処方された医療用医薬品の誤飲のケースが目立っていた。
1~2歳児が、包装をあけることから誤飲事故を多く起こしている。
甘い味のついた口腔内崩壊錠の大量誤飲事例があり、小児がおいしいと認識するシロップ等は、冷蔵庫に入れておいても誤飲されるケースが報告されている。
また、別途、日薬連、JSMI(日本OTC医薬品協会)、日本包装技術協会には通知が出されていて、チャイルドレジスタンス容器等の開発に努めることが重要との指摘が出されています。