ちょっとAERA風のタイトルにして駄洒落で遊んでみたが、お隣の国、『韓国』での話である。
韓国でのOTC医薬品の販売について、アポネットRに非常によくまとめられていたので紹介する。
http://www.watarase.ne.jp/aponet/blog/110631.html法改正の整備や製薬メーカーの準備期間も考慮し、今年2011年8月から、スーパー、コンビニ、他の一般直販店等薬局以外の店舗でも44のOTC医薬品が購入できるようになる。
滋養強壮ドリンク(energy drink)、健胃生薬ドリンク(herbal digestive drink)やメンソールパッド、消毒用軟膏などが44のOTC医薬品の中に入っている。しかしせき止めドロップ、痛み止め、かぜ薬などは見送られた。
韓国の薬事法では"Pharmaceutical Law"では特別に"non-drugs"として再分類されることになる。日本でいう「指定医薬部外品」といったところであろう。
消費者団体からは、夜間や週末・休日に購入が困難なことから解禁に強い要望があったようであるが、これで24時間営業のコンビニでも購入ができるようになる。
これに対し、薬剤師側は、大反対をしていて、結局当局側が調整をとり、今回44のOTC医薬品をnon-drugsに落すということになった。
一方、大韓薬剤師会(the Korea Pharmaceutical Association)は、医薬品再分類について479の処方箋薬をOTCスイッチするよう要求している。
今までの薬剤師vs消費者から、新たな薬剤師vs医師といった対立構造の火種もできてきている。