厚労省・調査会 リスク区分、OTC薬のリスク区分の変更が厚生労働省の薬事食品衛生審議会・安全対策調査会にて10月8日審議された。
ミノキシジル(発毛薬:大正製薬「リアップレディ」)は、同量で同一成分の男性用「リアップ」が第1類であり、副作用の発現も大きな差がなかったことから、リスク区分の変更は見送られ第1類医薬品のままとなった。
ケトプロフェン(貼付剤:帝国製薬「オムニード」など)は、第1類から指定第2類となった。
ただ、「光線過敏症」の副作用事例がフランスなど欧州で多く報告されたため、クリームやローションを指定第2類に引き上げることも了承された。
「日焼け止めとの併用」を禁忌にするなど、使用上の注意の改訂や情報提供の徹底などの対応策の実施も求められている。
<第1類から指定第2類となるもの>
ケトプロフェン(貼付剤):「オムニード」<帝国製薬>
<第1類から第2類となるもの>
アゼラスチン塩酸塩(アレルギー用薬):「ハイガード」「スカイナー」<エーザイ>
ケトチフェン(点鼻剤を除く)(鼻炎用内服薬):「ザジテン」ケトチフェン」<ノバルティスファーマ>
<第2類から指定第2類となるもの>
トリアムシノロンアセトニド(口内炎用薬):「アフタッチA」<帝人ファーマ>
ケトプロフェン(貼付剤を除く)