厚生労働省医政局は4月30日付けで「チーム医療の推進に関する検討会」の報告書を踏まえ、医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進を促す通知を都道府県に出した。チーム医療については、目的と情報を共有し、各医療スタッフの連携・補完を一層進めることが重要としている。
また、昨日5月12日は、第1回チーム医療推進会議の資料が厚生労働省のホームページにアップされた
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/05/s0512-6.html
通知では、薬剤師については、次の9業務を課題に挙げている。
1.
プロトコールに基づいて医師等と協働で薬剤の種類、投与量、投与方法、投与期間等の
変更や検査オーダーを実施
2.薬剤選択、投与量、投与方法、投与期間などを医師に
処方提案
3.在宅を含めた薬物療法患者に対する
副作用把握や服薬指導等
4.
薬物血中濃度や副作用モニタリンング等に基づく医師への薬剤の変更等の提案
5.
薬物療法の経過等を確認した上で前回処方と同一内容の処方を医師に提案
6.外来化学療法における医師との協働による
インフォームドコンセントと薬学的管理
7.
持参薬の確認と医師への
服薬計画提案
8.定期的な副作用確認のための
分割調剤
9.抗癌剤等の
無菌調製