いよいよ、4月1日から薬価改定が実施される。
4月1日からの薬価改定(薬価ベースで-5.75%(医療費ベース-1.23%))で収載品目の約9割が引き下げられる中、624品目が新薬創出・適応外薬解消等促進加算に該当した。
一方、薬剤費の約36%を占める長期収載品1472品目については、2.2%の追加引き下げとなる。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken12/index.html
※新薬創出加算 : 新薬創出を加速させるねらい
つまり研究開発費をできるだけ早期に回収して再投資させる
特許期間中か再審査期間中の新薬について、再算定品でなく、
薬価改定の際の乖離率が全品目の加重平均乖離率の範囲内にある場合
(つまり市場実勢価格と薬価の乖離が、薬価収載されている全医薬品の平均を超えていない)
薬価改定前の薬価を上限に加算する
加算された分は後発品が上市されるなどした直後の薬価改定で、一気に加算分を引下げる。
一方、小児・希少疾病の適応拡大を評価する特例加算が初めて実施され補正加算がついた。 (試行的導入)
小児適応の効能追加の3成分 :トシリズマブ [アクテムラ点滴静注用]
エタネルセプト[エンブレル皮下注用]
セチリジン塩酸塩 [ジルテック錠・シロップ]
希少疾病の効能追加の3成分 : リセドロン酸ナトリウム水和物 [アクトネル錠、ベネット錠]
アルガトロバン水和物 [スロンノンHI注、ノバスタンHI注]
注射用胎児性性腺刺激ホルモン [ゴナトロピン注用]