武田薬品と味の素は3月16日、骨粗しょう症治療剤「リセドロン酸ナトリウム水和物」の「月1回投与製剤」について、国内で臨床第Ⅲ相試験を開始したと発表した。
「リセドロン酸ナトリウム水和物」は、2002年に「1日1回」を、2007年には「週1回」の投与製剤を発売。武田薬品(製造販売元)は「ベネット錠」、エーザイ(販売元)・味の素(製造販売元)は「アクトネル錠」の製品名で上市されている。
リセドロン酸ナトリウム水和物はビスフォスフォネート系骨粗しょう症治療剤で、世界90ヵ国以上で承認されているが、月1回投与製剤はオーストラリアと韓国の2ヵ国での承認となっている。
国内で臨床第Ⅲ相試験の対象は退行期の骨粗しょう症患者としているが、人数や終了時期、申請時期、用量は明らかにされていない。
http://www.takeda.co.jp/press/article_36005.html
月1回投与製剤は、1日1回2.5mg や週1回17.5mg 投与と比べ服用頻度が減り、患者への利便性が高まることが期待できる。