厚生労働省は、「医療・介護・保育『未来への投資』プロジェクトチーム」を設置し、初会合を開いた。
医政、保険、老健局など、厚生労働省省の職員15人がメンバー。局長などではなく企画官クラスの実務者のなかから精鋭を厳選した形となっている。
検討事項は、医療・介護サービスの強化、医療・介護人材育成、介護ロボット等の生活支援機器など新技術イノベーションなどとなっている。
必要に応じて民間の有識者や経済産業省とも連携しながら議論が進められていく予定。
事業仕分けが行われている昨今、長妻厚生労働大臣は、「無駄を削ればすべてがうまく行くわけではない。収入を増やすということも、きちんと考えなければならない。その意味で、実は社会保障はその一翼を担う部分もある」と述べた。医師をサーポートする医療クラークなどの雇用創出の必要性にも言及されている。
くしくも、チーム医療検討会が11月24日に開催されていて、こちらとのからみも出てくるのであろう。
正式な検討会というかたちではなく、今後どのように進んでいくか注目するところであるが、常に政治家と官僚精鋭との間で意見交換をしていくことはいいことであろう。