WHOはH1N1ウイルスは、高いレベルと活動範囲の増加で最も優性なインフルエンザウイルスになっていると発表した。
http://www.cnn.com/2009/HEALTH/11/05/h1n1.flu.who.global/
通年性のインフルエンザと同様に夏よりも冬により活発になるが、夏にも高いレベルで継続し65歳未満の人に重症化と死亡例が集中している。
北米では増加し続けていてヨーロッパや西アジアでもより活発になっている。
中央アフリカと南半球では、夏になるにつれて活動レベルが下がってきている。
多くの若者が回復しているが、WHOでは重篤な合併症が年配者より若者に多い。重篤化は慢性疾患、基礎疾患を持っている人、妊婦でしばしば見られる。一方若い健常人でもおこる可能性がある。
現在のところ大きな突然変異はなく、だいたいのケースでは抗ウイルス薬が有効。
WHOのインフルエンザウイルス対策でキーマンとなっているフクダ氏は、ノルウェーで期間限定で抗ウイルス薬をOTC薬で出していることを患者により早く薬を使用させるということから「革新的である(innovative)」として賞賛している。
ワクチンについては有効であり安全であるとしているが、腫れ・痛みが副作用としてあるとしている。